書き出しでつまずかない!英文メールの宛名のマナー決定版
英文メールを作成しようと思ったら、「相手の名前はどう書けばいいんだっけ?」といきなり手が止まってしまうことはありませんか?
まだ本題に入る前なのに、「ここで失礼があってはいけない!」と毎回迷うのは、もうやめにしたいですよね(>_<)
今回は、スラスラとメールを書き始められるように、冒頭礼辞のマナーを紹介しましょう!
Dearの後に何を書く? これで間違いのない礼辞のマナー
Dear ◯◯: は、日本語の拝啓や謹啓などに当たる書出しの挨拶です。
最初に良い印象を与えるために、とても大事な挨拶です。
細かいルールはたくさんありますが、
しっかりとマナーを身につけて失礼のないメールを作成できるようになりましょう。
「Dear ◯◯」の後ろに付ける記号
Dear ◯◯ の後は、英国式の場合はコンマ(,)を使い、米国式の場合はコロン(:)を一般的に使われています。
セミコロン(;)は、使われないので注意しましょう!
◯ Dear Mr. Smith, (英国式)
◯ Dear Ms. Johnson: (米国式)
× Dear Miss. Browns;
性別によって使い分けよう
Dear?Mr?英語でビジネスメールを書くときの宛名の書き方 でも紹介されているように、
日本語書簡と異なり、男・女、単・複数の違いなど様々な規則があり、かなり複雑ですよね。
復習しておくと、
・Ms. 既婚、未婚関係なく女性全般
・Mrs. 既婚女性
・Miss. 未婚女性
※アメリカでは最近は女性はMs.に統一されています。
※基本的には、Mr. などの後には姓のみを記載するのが一般的です。
また、日本の名前人の「じゅん」「かおる」「つばさ」のように、男女共通で使われる名前は英語でも存在します。
例えば、”Samantha” “Alex” “Dakota” “Kimberley” などが代表的な名前です。
フルネームは通常使われませんが、相手の性別がわからない場合は、敬称なしでフルネームを使う特別なケースもあります。
Dear Samantha Smith, (英国式)
Dear Kimberley Johnson: (米国式)
団体に送るメールは?
会社や団体に宛てる場合は原則として、
英国式で Dear Sirs, または米国式で Gentlemen: 又は Dear Sirs: とし、
いずれも男性複数とします。
その団体に女性1人が所属していても、男性複数になりますでの気をつけてください。
どのように作成するのか、記載マナーと注意事項
Dear Sir/Madam: と To Whom It May Concern はどう使い分ける?
Dear Sir/Madam: は、失礼には当たりませんが、少し古風な印象を与えてしまうかもしれません。
フォーマルすぎて冷たい印象を持たれてしまうこともあります。
To Whom It May Concern: は、宛名がわからない時に最も多く使われています。
一般的ですが、本当に読んでほしい人に届いてるかの保証はありません。
迷惑メールなどに使われていることも多いので、勘違いされて大事なメールをスルーされてしまうことも考えられます!
やはりDear ~: にしたほうが丁寧
To Whom It May Concern: は、一般化してしまっているので、
読んでほしい人をできるだけ特定しておきましょう。
ビジネスの場では、担当者名などがどこかに記載されていることがあるので、
しっかりとリサーチをしてから送信した方が、身のためです。
これで良い印象を与えることもできるはずです!
どうしても名前がわからない場合は、相手の部署や役職を代わりに記載しておくのも手です。
Dear?Mr?英語でビジネスメールを書くときの宛名の書き方 に詳しく紹介されています。
間違いやすいポイント?
”to whom it may concern: ”のどこを大文字にする?
To Whom It May Concern: と単語の最初の文字は大文字にしましょう。
本や映画のタイトルと同じように、すべての単語を大文字スタートにします。
送り先の名前の代わりに使っているものなので、大文字にすると考えられているようです。
“Dear Mr John Smith:” とフルネームを入れれば丁寧?
そんなことはしてはいけません。
Dear Mr. John Smith のように、
敬称(Mr./Ms.等)とファーストネームを組み合わせて使うことは基本的にはしません。
Dear Mr. Smith, がベストですが、Dear John Smith: でも失礼にはなりません。
ルールが多くて混乱してしまいますが、マスターすればネイティブに一歩近づきます!
いかがでしょうか?
メールの顔とも言える冒頭礼辞で、良い印象を与えてみてください。
ネイティブな表現を使って、まわりとの差を見せつけましょう!