日本と欧米のキャリア観の違いがみえる!メールの署名を比べてみた

英文メール作り方
2015.08.25

英文メールの署名の必要項目

who are you

ビジネスメールの署名には一定のルールがあります。欧米の英文メールの署名に関しては、日本のものより少し柔軟性があります。例えば、デザイナーのようなクリエイティブな仕事をしている人であれば、色や画像などを使ってクリエイティブな署名を作る人が多いです。ですがここでは、一般的なビジネスマンが使うベーシックな英文メール署名を紹介します。

英文ビジネスメールでは以下の項目を署名に記載します。

1. 名前
2. 役職/部門
3. 会社名
4. 会社の住所
5. Eメールアドレス
6. 電話番号
7. ファックス


=======================================
Ron Evans
Sales Manager
SD Tech Inc.
Address: 333 Charlotte Street San Diego, CA 33333
Email: isell@sdtech.com
Tel: (333)333-3333
Fax: (444)444-4444
=======================================

記載される項目は日本語での署名とあまり変わりないですね。
自分の署名と比べてみてください。何か違う所はありますか?

日本と違うのはここ!

一見日本のメール署名と同じように見えますが、1番重要な違いは、「名前」や「役職・部門」、「会社名」の順序です。

英文メールでは
1. 名前
2. 役職/部門
3. 会社名

和文メールでは
1. 会社名
2. 役職/部門
3. 名前

となります。なぜこのような違いが生まれてくるのでしょうか? といっても実はたまたまこうなっただけで、あまり意味は無いのでしょうか?

私なりの考察を紹介して行きます。

個人と組織の関係性の違い

interview

欧米と日本では、ビジネスにおいて決定的な違いがあります。それは「個人ありきの組織」か「組織ありきの個人」かの違いです。前者が欧米型ビジネスマンで、後者が日本型ビジネスマンです。

これを言われてもわかりにくいと思うので、上記にある署名の内容を例にして、欧米と日本の自己紹介を見比べてみるとわかりやすいです。

欧米型
「こんにちは。私の名前はRon Evansです。セールスマネージャーを担当しています。SDテックで働いています。」

日本型
「こんにちは。SDテックでセールスマネージャーをしています。Ron Evansです。」

理解していただけたでしょうか? 「私はこういう仕事をしていてこの分野でプロフェッショナルで、こんな事が出来るんだ」となるか、「私はこのような組織を代表して来ているから、こんな事が出来るんだ」となるかの違いです。

ビジネスにおいて個人と組織の関係性の違いが現れているところ

この個人と組織の関係性の違いは、ビジネスにおいて至る所に現れています。

就職活動

就職活動という1番初めのステップですでに如実に現れています。欧米では「就職」が行われるのに対し、日本では「就社」が行われます。

言葉を変えると、
欧米では、「どのような仕事がしたいか」でジョブハンティングをします。
国によっては募集要項に会社名を記載することができないところもあります。

日本では、「どの会社に入りたいか」でジョブハンティングをします。
入社した後に配属部署が決まる時点で明らかに「就社」ですね。日本の「年功序列」や「終身雇用」という特徴が就職活動に大きな影響を与えています。

なのでそもそもの入りが違うということですね。

キャリア

キャリアの築き方の違いにも個人と組織の関係性の違いが現れています。

欧米ではキャリアアップは当たり前で、3年程で会社を変える人がほとんどです。アメリカにいる私の友人は、3年以上同じ会社にいたことがないそうです。

対して新卒で入社した企業でどのように出世するかを考えて働き、転職をすると給料が下がったり、福利厚生の問題があったりなどで、とてもネガティブなイメージがあったのが、従来の日本の労働環境でした。

最近では日本でのキャリア観もだいぶ変化してきていますが、今までの慣習から、欧米では専門分野に長けた「エキスパート型」、日本では組織の中で動き回れる「マルチ型」が多いというのが現状でしょう。

 

いかがでしたでしょうか? 国や文化によって「働く」という事に関しての価値観が変わってきますね。今回は英文メールの署名という切り口でその価値観の違いを見付ける事が出来ました。「郷に入っては郷に従え」といいます。欧米でビジネスをする時は欧米のビジネスルールを知り、円滑にビジネスを進めましょう。

 

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