【和製英語】ダンボールにつめられた間違い
海外では「ダンボール」は通じない?
「ダンボール」という言葉は海外では存在しません。よってもちろん通じません。「ダンボール」という単語は日本で生まれた和製英語です。もし外国で「ダンボールありますか?」と聞いても、相手はボールか器を連想してしまいます。
外国人は「ダンボール」を何と呼ぶのか?
Cardboard
海外ではこう呼ばれています。正式には「Cardboard boxes」と言うそうですが、「boxes」まで付ける必要はありません。「Cardboard」で十分です。逆に引っ越しの話をしていることが前提にある場合は、「boxes」だけでも通じます。
辞書で「Corrugated carton」と出る場合もありますが、「Corrugated carton」とダンボールを呼ぶ人はまずいません。
「ダンボール」の由来
実は「ダン」は日本語の「段」、「ボール」は、原紙にボール紙(「ボール紙」の「ボール」は「board」に由来)を用いていたことに由来します。
日本語と英語の組み合わせだから、海外の人が「ダンボール」と聞いても全く想像がつかないわけですね。
日本で「ダンボール」という名前が考えられたのは明治時代。当時英語では上で紹介した「Corrugated(波状の)」という言葉が使われていたようです。国産の商品を発売するときに、”よりわかりやすいように”と、「断面の波型が階段状に見えるボール紙」=「段ボール」と名付けたそうです。
詳しくはこちら→ダンボールの名前の由来は?(紙の博物館)
引っ越す時に覚えておくと便利な英単語
和製英語は生活のいたるところに存在します。海外に行くときに、知らないで和製英語を使ってしまうと、恥ずかしいし、通じないことへのショックがあります。日本で使われているカタカナ単語はまず疑ってかかりましょう。
最後に、「Cardboard」の他にも引っ越すことになった時に役立つ英単語をご紹介します。
Address→住所
例:What is your new address?
訳:新しい住所は何ですか?
Estate agency/ agent→不動産屋/不動産屋の人
例:I need to call my estate agent.
訳:不動産屋に電話しないといけません。
Moving in/ Moving out→に引っ越し/から引っ越し
例:I want to move out from my place and move into an apartment in downtown.
訳:今の場所から出てダウンタウンのアパートに引っ越したいです。
Rent→家賃
例:How much is the rent?
訳:家賃はいくらですか?
Utilities→光熱費+水道代
例:Utilities are included in the rent.
訳:光熱費は家賃に含まれています。
Bubble wrap→プチプチ
例:This should be packed in bubble wrap.
訳:これはプチプチで包んだ方がいいです。
知らない単語が多かったのではないでしょうか? 特に、「Address」を聞いたら「メールアドレス」を連想する人が多いと思います。「メールアドレス」は「Email address」と表記します。