世界の偉人の名言で英語を学ぼう~ビル・ゲイツ編~
人生は公平ではない。そのことに慣れよう。
Life is not fair; get used to it.
意味:人生は公平ではない。そのことに慣れよう。
これは、数あるビル・ゲイツ氏の名言の一つです。この名言には賛否両論ありますが、私は個人的に、「現実を受け止めて、やれる事から始めよう。」という意味で理解しています。
この一文にはよく間違えられる文法表現があるので、今回はそこにフォーカスしていきたいと思います。
押さえるべきポイント
ここで注目すべきは、「get used to it.」の部分です。和訳では「慣れる」という意味になっていますが、なぜ「use(使う)」が「used」になると意味が変わるのでしょうか?
慣用句表現
実はこれは、「[be/get] used to ~」という慣用句表現で、「〜に慣れる」という意味になります。「use」とは全く別ものになりますので、「use」の過去形ではありません。「use」は姿形を変える、やっかいな単語なのです。
「[be/get] used to 」の後は名詞、または動名詞
たとえば、、
「新しい学校には慣れました。」という文を作りたい場合、、
「I got used to the new school.」
「朝早く起きるのにはもう慣れました。」という文と作りたい場合、、
「I got used to waking up early in the morning.」
注:「動詞+ing」で動名詞という名詞になります。
となります。
英語とその和訳をただ読むのではなく文法のポイントを意識して読むと、次から自分がその表現が使えるようになります。あなたは未来のビル・ゲイツ!
活用方法
「[be/get] used to ~」の意味がわかったところで、「used」が入っている他の英語表現と比較し、しっかり使い分けられるようになりましょう。
「used」の三大変身パターン
1. Used
意味:使った。
例文:I used your laptop without asking.
訳:私はあなたのラップトップを勝手に使ってしまいました。
「Use」の過去形です。
2. Used to~
意味:昔〜してた。
例文:I used to travel around the world.
訳:昔は世界中を旅してました。
「Used to~」という慣用表現で、この場合の「to」の後は現在形の動詞になります。
3. [Be/Get] used to ~
意味:〜に慣れる。
例文:I got used to the new lifestyle.
訳:私は新しい生活に慣れました。
今回の記事の主役である、「[be/get] used to ~」です。
どれもパッと見た感じ同じですが、まったく違う意味を持ちます。使い方を間違えれば、会話があらぬ方向にいってしまうので気を付けましょう。
いかがでしたでしょうか? 名言に感化されながら英語文法も学べてしまうのは、とても良い勉強方法ですね。どうせやるなら楽しみましょう!