スキンシップは和製英語!海外でほんとに使われるのはこの表現

和製英語まとめ
2015.08.20

海外では友人に会った時や、さようならをする時、握手やハグ、国によってはほっぺに軽くキスをすることがあります。
スキンシップが日本より多いですね!
ところで、日本で当たり前のように使っているこの「スキンシップ」という表現ですが、そういえば海外で”skinship”って聞いたことも使ったこともないです。

それでは海外では「スキンシップ」とはどういうのでしょうか。
今回は「スキンシップ」がネイティブにはどう聞こえるのか、「スキンシップ」の語源や正しい英語での表現方法を紹介します。

スキンシップ 英語

スキンシップを海外で使うとどういう意味になるのか?

ネイティブが「スキンシップ」と聞いて何を思い浮かべるのでしょうか。

まずは文中ではなく、単語レベルで「スキンシップ」言われると”skin ship”と2つの単語に聞こえます。
ようするに、「肌 船」です。

スキンシップ 英語

肌と船。なかなか関連性の低い単語の組み合わせですね。
「肌の船」とも聞こえますね。肌で出来た船。。なんだか気持ちが悪いですね。

では文中に「スキンシップ」を使うとネイティブにはどう聞こえるのでしょうか。

名詞のあとに続く“ship”には「~の状態・地位など」というニュアンスがあります。
例えば、”relation”だけだと「関係」という意味ですが、”relationship”というと「交際の状態」という意味になります。

ですのでネイティブに“skinship”というと”skin-ship”「肌の状態」?となります。

“We don’t have much skin-ship in Japan.”というと、ネイティブには「日本にはあまり肌の状態がない。」????となります。
また少しいやらしい意味にとらえられる可能性もあります。

ちなみに正しい「肌の状態」の英語は”skin condition”です。

スキンシップの語源とは?

それではスキンシップの語源はなんでしょうか。

調べてみると、スキンシップという言葉は、1953年に開催されたWHO(世界保健機関)のセミナーでアメリカ人が使った造語で、これが日本で紹介されたことがきっかけで、全国的に広まったそうです。

実は韓国でも스킨십(スキンシプ)が日本と同じ意味で使われています。

海外でスキンシップはどのように表現する?

physical contact 意味

正しいスキンシップは”physical intimacy”か”physical contact”です。

“physical intimacy”には恋人同士などのべたべたしたスキンシップの意味合いがあります。
“physical contact”は「体が触れ合う」という意味ですので、「スキンシップ」のほかにも、友達や他人との物理的接触のときも使えます。

例:

How to reconnect couples with physical intimacy.
カップルのスキンシップを使った関係性の修復方法。

I don’t like having physical contact with people who I first met.
私は初めて会った人とスキンシップをとる(肌が触れる)のが嫌だ。

いかがでしたか?
間違っても”skinship”とは言わずに、これからは”physical contact”と”physical intimacy”を使っていきましょう!

 

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