川崎選手の爆笑英語インタビューの中にキラリと光る名言
現在、メジャーリーグのブルージェイズというトロントのチームで活躍をしている川崎宗則選手のインタビューが話題になっています。なんというか、はちゃめちゃ過ぎて爆笑です。川崎選手がふざけまくっているインタビューを1つ、今回の記事でわたしが紹介します。
川崎選手のインタビュー回答
2013年5月26日ブルージェイズ対オーリンズ戦で、川崎宗則内野手が地元トロントでメジャー初となるサヨナラ打を放ったときのインタビューです。ツッコミどころしかありません。
自分からマイクを掴みにいって「I’m Japaneeeeeeeese!!」。 それ叫ぶことか!って感じです。笑
川崎選手がインタビュアーの質問を聞く気ゼロなのも面白いですが、その後のチームメイトの言葉「I can’t follow that. I am out of here./俺はついていけないや。ここからおさらばするよ。」がまた笑わせてくれますね。
でもその後に真剣な表情でメモを見て一言、
My teammates gave me an opportunity, so I wanted to do something about it.
訳:チームメイトがチャンスをくれたからそれに答えたかったんだ。
これ、日本でよく言われているフレーズかもしれませんが、英語で言ったからこそキラリと光っているポイントがあります。メモはびちょびちょになっちゃってましたけどね。笑
表現のポイント解説
ここでのポイントは、「chance」ではなく、「opportunity」を使ったことです。わたしは「opportunity」を「チャンス」訳したのは、その方が日本語としては自然だったからです。しかし、英語の「chance」は「たまたま巡って来たチャンス」という意味合いを持つのに対して、「opportunity」は「準備されたチャンス」という意味合いを持ちます。
川崎選手は、自分の運がよかったのではなくてチームメイトのおかげなんだ、という想いを表したかったのだと思います。よく考えられた文章です。
もし何も考えずに文章を作っていたら、「My teammates gave me a chance」となっていたと思います。実際、留学をしていたりしてある程度英語を話せる人でも、「chance」と「opportunity」の微妙な違いを知らない人は少なくありません。その分川崎選手の言葉はわたしには光って見えました。
ふざけたインタビューを繰り返している川崎選手ですが、人の良さが出ていると思います。わたしたちが一番川崎選手に見習わなければいけないのは、自分を全面に出していくガッツです。そのガッツがあるかないかで、英語の伸びは全く違ってきます。