このままじゃあなたもガス欠に!ガソリンスタンドは和製英語!?
旅行などで、海外のガソリンスタンドを使うこと、ありますよね? gasoline stand という言葉を使ってしまうと、いつまでもたどり着けません!
お盆休みで海外旅行に行くみなさん、大丈夫ですか? このままだと車も、あなたの頭もガス欠状態になってしまします…
ガソリンスタンドは和製英語
ガソリンスタンドの場所を尋ねるとき、”Is there a gasoline stand around here?” と質問したら、”Huh? What is that?” と返されてしまいます。
もしくは、理解はしてくれて、親切に教えてくれるかもしれませんが、心の中では「間違えてるなぁ。まだまだだなぁ。」と思われてしまうかもしれません。
それでは恥ずかしいし、悔しいですよね!
海外ではどのように表現されるのか
それでは、なんて言えば正しいのでしょうか?
アメリカ英語ではgas stationと呼び、イギリスではpetrol stationと呼ばれています。ガソリンは、アメリカでは gasoline と言いますが、イギリスでは petrol と言います。
本来は、gasoline station ですが、日本語でもやるように省略して使われています。Gas station を使った方がネイティブっぽいですね!
昔、ガソリンは薬局で販売されていて、初めてガソリンスタンドができたのは1905年、アメリカのミズーリ州だそうです。ヘンリーフォードによる自動車の大量生産が始まってアメリカの中流階級に普及したことで、ガソリンの需要も高まり、ガソリンスタンドが誕生したと言われています。
和製英語になった理由
日本でガソリンスタンドという和製英語ができたのは、どうしてなのか?
そのままガスステーションでよかったじゃないか! と思いません?
ガソリンはgasolineで正しいのに、なぜstandになってしまったのでしょうか。
誰が言い始めたのかわかりませんが、Standには「売店」という意味もあるので、「ガソリンを売る店 = gasoline stand」だろう、と日本ならではの呼び方をするようになったのでしょう。
でも、standというのは英語ではかなり小さな規模のお店のことを言います。
私のアメリカ生活でよく耳にしていた lemonade stand は、路上でレモネードを販売している屋台のようなものです。写真のように募金や貯金目的で自分の家の庭などで、lemonade stand を夏休みに開いている子どもたちが多くいます。Stand が「屋台」なら、gasoline stand というのは確かにおかしいですよね。
いかがでしたでしょうか? 夏休みの海外旅行で、gasoline/petrol station を使ってネイティブに近づいてみてください!
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