【終わりなき戦い】紙辞書vs電子辞書、あなたはどっち派?

参考書まとめ
2015.10.15
英語を勉強する際、私たちは辞書を用いて単語や用法を調べ、理解を深めます。使い勝手は多様に存在し、英語学習には必須のアイテムですよね。英語関連の辞書は英和辞書、和英辞書、英英辞書がありますが、それらは紙媒体、または電子媒体の辞書として普及しています。そして、この「紙と電子」は英語学習をするとき、どちらが使いやすいのか?というテーマは、現在ネット掲示板でも話題になっているのです。

 

紙辞書 電子辞書

私も以前、学校の先生に「電子辞書は使うな! 紙辞書を使え」と言われたことがあります。誰しもが一度は言われたことのあるセリフではないでしょうか。結局はどちらが便利なのでしょう? いくつかの観点から比較してみたいと思います。

 

紙辞書と電子辞書の機能比較表

紙辞書 電子辞書
値段 3,500円~ 10,000円~

辞書の種類

1つの辞書に1つのみ 1つの電子辞書に複数の辞書がある
持ち運びのしやすさ しにくい しやすい
索引のスピード

遅い

速い

索引結果の記憶力 ない

検索履歴機能あり

単語どうしの関連性 ない 類似単語表記あり
単語一覧性

A~Z順

 ばらばら

辞書の寿命

数十年

 電池交換が必要

それぞれの強みと特徴

紙辞書の大きな特徴は、なんといっても自分用にアレンジができることだと思います。辞書自体の機能性は上の比較表をみると、電子辞書のほうがやはり優秀そうです。しかし、紙辞書はその分、オリジナリティが出ます。マーカーで線を引いたり、折り曲げて印をつけたりなど、自分だけのアレンジを加えた単語は、電子辞書で簡単に見つけた単語よりも記憶に残りやすいのではないでしょうか。また単語がA~Z順に並んでいるのもメリットでしょう。何気なくページをめくった時に、自分が以前マークした単語を目にしたり、なんとなく気になった単語なども調べやすいからです。先生が、紙辞書を薦めるのは、コツコツと勉強する努力を知るべき、と考えているからかもしれません。

反対に、電子辞書の特徴は、多様性です。複数の辞書を内蔵しているので、辞書間の移動が簡単にできます。また単語・例文の発音機能もついているので、1つの単語に対して色々な角度から知ることができます。紙と比べると値段も高いかもしれないですが、その分私たちの勉強を手助けするスキルがたくさん収納されていると考えたら妥当かもしれません。

単語全体を見ながら1つの単語を学習する紙辞書と、たった1つの単語に対して豊富な情報を提供するのが電子辞書、という気がします。

 

勝者は?カンガルー勝負

この戦いの勝者は、私は電子辞書だと考えます。

機能面のスペックの高さが勝っているからです。確かに、たった1つの単語を数秒で調べるだけでは、意味を知って納得するだけで、なかなか暗記には結びつかないかもしれません。しかし、電子辞書と英単語帳をリンクさせてうまく使えば、その問題は解決できる気がします。紙辞書で可能であるナンバリングの行為は、単語を覚えるうえでとても役に立ちます。何度も調べた痕跡があれば、それだけ自分の苦手が理解でき、集中的に覚えようと思えるからです。そしてそれは単語帳でも代用可能なのです。私は、ナンバリングを実際に単語帳を使って行っていました。参考書や問題文にわからない単語が載っていたら電子辞書で意味を調べ、さらに集中的に覚えたい単語は単語帳に記入していくのです。紙辞書のメリットを単語帳に当てはめて使い、かつ電子辞書も活用できるので効率的に学習できます。

しかし、「紙辞書の勝ちだ」と考える人はもちろんいるはずです。最終的にどちらを使うかを決めるのはあなたのパッション。紙辞書と電子辞書で迷ったときに、この記事が決断の助けになれば幸いです。

 

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