That’s cunning!じゃだめ?カンニングの正しい英語
カンニングは通じない?
みなさんは「That’s カンニング! 史上最大の作戦?」という映画をご存じですか?
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そして今回、注目してほしいのはこのタイトル。「That’sを英語表記にしてるなら、カンニングも英語で書いたらかっこいいじゃん」と思いますよね。実は私たちが当たり前に使っているカンニングは和製英語であり、メモの持ち込み、人の答案を覗き見する「カンニング」の意味をなさないのです。
cunning 〔名〕 悪さ、ずる賢さ、巧妙 という意味で、人や生き物を修飾します。”He is cunning. “ だと「彼はカンニングをしている」ではなく「彼はずるいやつだ」という意味になってしまいます。日本人が考えるカンニングという行為を表す単語は別に存在するのです。
カンニングの正しい英語とは?
では、カンニングの意味を伝えたいときにはどんな英語を使えばいいのでしょうか?
英語でカンニングを表す単語はcheatingです。
- cheating〔名〕「カンニング、詐欺」
- cheat〔動〕「だます、ごまかす」
例
John: I was called by my teacher because I had caught cheating on an exam.
訳: カンニングがばれて先生に呼び出されちゃったよ。
Mary: Are you stupid? You didn’t know the world.
訳: 馬鹿じゃないの。世間知らずだわ。
こういったことから、映画のタイトルにcunningを使うのは不適切であり、だからこそカタカナ表記の「カンニング」なんですね! すっきりです。
またcribも「カンニングする、複製する」という意味があります。しかし、この単語は、「ベビーベッド」を意味したり、スラング英語としては、「自分の家、自分の寝床」などを表します。cheatingのほうがネイティブもよく使っているので適しているでしょう。
現実では、映画のようにカンニング技術開発に時間を費やすより、しっかりと勉強して試験に臨みましょう! Do your best!!