何でこうなった⁈原題と邦題が違いすぎるオススメ洋画4選

面白い英語訳・翻訳
2015.11.17

感動した映画やドラマは、その原作が気になるものですよね。

今回は、調べてみたらもはや別の映画と思うほど、原題と邦題が違う映画を4つ紹介します!
おすすめのヒューマンドラマ4選にもなってますので、ぜひチェックしてみて下さい。

映画

『 カールじいさんの空飛ぶ家 』 ( 原題 : up )

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2009年に公開されたピクサー製作のアニメ映画です。アニメ映画史上初めてカンヌ国際映画祭のオープニング作品となり、第82回アカデミー賞では『美女と野獣』以来2度目となるアニメ映画でのノミネートを果たしました。

カールじいさんが亡き妻との約束を果たすために、思い出が詰まった家ごと大冒険に出る話です。10,297個の風船で南アフリカの天空の大地を目指すというファンタジー映画でありながら、頑固だったカールじいさんが若かりし日々を思い出し明るくなっていくハートフルな物語でもあります。

原題が信じられないほどシンプルですね! ”Up” は、「上昇する」という意味で、カールじいさんの家が風船で浮かび上がっていくことを象徴していますが、”Up” の一言で映画の内容が表わされているのには驚きです。

 

『 博士と彼女のセオリー 』 ( 原題 : The Theory of Everything )

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2014年に公開されたイギリスの伝記映画です。第87回アカデミー賞で5部門にノミネートされ、ホーキング博士を演じた俳優のエディ・レッドメインが主演男優賞を受賞して話題になりましたね。

若くして筋肉萎縮性硬化症と診断され、余命2年を宣告されながらも、ブラックホールをはじめとする量子宇宙論を形作った天才物理学者ホーキングと、それを支えた妻・ジェーンの物語です。

難病に侵されていく博士を演じきったエディ・レッドメインの演技力にも注目したいですが、この映画の魅力は、飾らないホーキング博士の人間らしさを描いたところにありますね。

あの天才物理学者でも、奥さんと喧嘩したりするんだ、エロ本読んだりするんだな、という……気になる方はぜひ観てみて下さい!

ちなみに、原題 ”The Theory of Everything” とは、ホーキング博士が追い求める統一理論のことで、互いに矛盾する物理学理論と量子力学をまとめて説明できる理論のことです。映画ではほとんど触れられないので、『統一理論』という固そうな邦題にならなかったようですね!

 

『 わたしに会うまでの1600キロ 』 ( 原題 : Wild )

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2014年公開のアメリカ映画で、実話を元にしたドラマ映画です。最愛の母の死に耐えきれず、薬と男に溺れた主人公シェリルが、母が誇りに思ってくれていた頃の自分を取り戻すため、アメリカ西海岸を縦断するパシフィック・クレスト・トレイルと呼ばれる1600キロに及ぶ過酷なコースを踏破する物語です。

どうしようもなく自分のことを嫌いになり、このままでは何もかもダメになってしまうという恐怖に駆られたとき、一人きりで自然と対峙すれば、何かが変わる気がする……そんな思いを胸に旅を続けるシェリルの姿には、数々の困難を乗り越えてきた人ほど共感すること間違いなしです。

原題と邦題はかなり違っていて驚きますね。
原題”Wild”は”野生の、自然のままの”という意味ですが、邦題にその意味は全く含まれていないですね……邦題は、原題に忠実にというよりは物語の内容を重視して付けられたようです。

何もかも投げ出して、無性に旅に出たくなった際におススメの1本です!

 

『 きっと、うまくいく 』 ( 原題 : 3idiots )

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2009年公開のインド映画で、インドアカデミー賞で史上最多16部門の受賞を果たし、インド映画歴代興行収入1位を記録した大ヒット作品です!

インド映画と言えば、上映時間がかなり長く、シンプルで分かりやすいストーリーが展開されるイメージですね。この作品もまさにそうでした。

でも、途中で飽きさせないのがこの映画のすごいところです。

工科大学に通う3人の学生(3idiots)をメインに展開されるコメディでありながら、「男はエンジニア、女は医者」という固定観念に立ち向かう姿が描かれ、笑いあり涙ありで非常にテンポの良い映画です。

原題”3idiots”は”3人のバカ”という意味ですが、この映画も邦題には全くそのニュアンスは含まれていませんね。邦題『きっとうまくいく』は、作中の合言葉「Aal Izz Well (アール・イーズ・ウェル)」=「きっと、うまくいく」からとったものです。ただ、作品からは「きっと」なんて弱いものではなく「絶対!」といった力強いメッセージが伝わってきます!

落ち込んだり悩んだりしたときにぜひ観てほしいですね! 下らないギャグで爆笑しながら、人生について考えて涙しつつ、最後は前向きになれること間違いなしの名作映画です。

原題と邦題が違いすぎる洋画4選、いかがでしたでしょうか?

作品を観てから原題を確認すると、しっくりくるような、違和感があるような……皆さまにも、映画はもちろん原題、邦題のギャップを楽しんでいただけていたら嬉しいです!

 

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